凡人

ただの人です。

「いじられキャラ」のメリットデメリット

どうも。いじられキャラです。

どこに行っても基本いじられキャラになります。ていうか割と「なりに行ってる」節があるのは否めません。

というのも、いじられキャラは、ただいじられるだけではありません。一応「得」があります。ただその分「損」もあるので、今回はその話をしようかなと思います

 

その前に、いじられキャラについて。

いじられキャラとは、単にいじられる人、ではありません。いくつかの条件があります。

1.ある程度真面目で素直であること

2.言われた事を基本的に受け止め、全て相手に受け取りやすく返せること

3.変に意地を張ったりヘソを曲げたりせず、どんな理不尽な冗談も笑顔で返せる屈強な精神があること

4.唐突な無茶振りにも対応できるフットワークと、即座の返答もしっかりとコントロールできること

まぁ全部はできなくても、2〜3個くらい当てはまってれば見事「いじられキャラ」に昇格します。降格する、ともいいます。

で、いじられキャラになった人は、その呪縛から基本的に逃れることはできません。何をしても馬鹿にされます。何故ならこちらはピエロであり、道化であり、"変なヤツ"だからです。変なヤツが言ったことと、普通である自分が言ったことが違ったら、どっちが正しいと思うかは火を見るより明らかでしょう。

しかしこう冷静に見ると、いじられキャラのスペックえぐいんだよね。それでいてどんな状況でも輝くので、客観的に見れば万能かつ最強。慣れると正直人間関係を上手く築くのはかなり楽勝です。

 

さて、いじられキャラの得と損、メリットデメリットについてですが

一番のメリットは、先ほどの人間関係ですね。これ冗談抜きで潤滑油になります。僕さえいじっとけば場は盛り上がるし、僕が面白くすればいいだけの話だもの。スベったら全て僕の責任にすればいいから、きっかけも作りやすい。

あとは、話しかけやすい雰囲気が作れることかな。他人に対して話しかけるのを憚る主な理由は、「話しかけて大丈夫なのか不安だから」。相手が高圧的で怖い人ではない、という保障が取れない。しかし常にいじられている人ってのは、まぁ多少失礼を言っても笑って流してくれる、いや、「流さなければならない責任」を負っているとも言える。これは言外の常識というか、雰囲気ですね。

 

一方でデメリットの方ですが、まさに呪縛のように逃れられません。特に「いじられキャラ」が定着したコミュニティにおいては、いじられた瞬間にその場にいた全員に「あ、こいついじっても怒らないんだな」と思われるので、首から『私はいじられキャラです』のプレートを引っ提げて生活し始めるのと同義であります。

また、その場にいた別の人に別の場面でいじられることにより、何もしてなくても別の場面でも「いじられキャラ」が確立し………というループに入るので、マジでいじられキャラになるなら覚悟が必要です。完全に新しい環境にならない限り脱することは不可能です。

 

そんな覚悟をもってして、何故僕が「いじられキャラ」となるのか。

まず一つが、ある程度いじられキャラとしての能力を有しているから。性(さが)ってやつですね

二つ、コミュニティにおいての行動が何かと楽になるから。間違ってても「変だから仕方ない」で片付くし、怒ったりしない保障があるから、話しかけても相手の警戒心はあまり強くならない。

そして三つめ。基本的にコミュニティには、いじられキャラが必要不可欠であるから。

考えてみてください。あなたがこれまで所属してきたコミュニティ。

 

冷え切ったコミュニティもあれば、なんか知らんけど盛り上がったコミュニティ、ありましたよね。なんでそのコミュニティは盛り上がったんでしょう?盛り上がったコミュニティとそうでないコミュニティ、もう共通点は分かりましたよね。

 

面白い人、というのは現実にはいます。

しかし、面白い人が単体でいても、ただ「面白い人がいる」だけです。

面白い人が放つ変化球を、絶妙にスマッシュを決められるような速度、高さ、角度。これらを一瞬で把握し、絶妙なタイミングをもって返す。

やってみ。とは言えません。やったら終わるので。正直オススメはしないです。気になるなら、相応の覚悟をもって、頑張ってください。